hhhaoikのブログ

毎日のことを書きます

空いっぱいの光りで出来たパイプオルガンを弾け

包み隠さず書くことでアクセス数が伸びるんですかね。これだけネガティブなブログでも月に数千PVもいくとPVとは分からんもんだなと思います。今日も元気です。 誰のためにもならない、僕の8月以降の予定を書きます。結婚とか、新居選びとか心意気についてです。

1. 8月以降のこと

ひとまず8月からしっかり働く事にしました。なんだかんだ言ったって明日食う飯を確保しなくては、家族にも世間様にも顔向けできないもので。

  • 「病によって自身が社会人として機能しないのではないかという不安」
  • 「エンジニアリングに集中したいというキャリアパスの不安」

いずれも対策や計画を予め練りつつ、対応していこうと思う。上手く腹落ちしてます。ここら辺はまた別のブログで。

2. これからの生活の話をしよう

9月に卒業する「9月卒業制度」を利用する。なのでもう1、2ヶ月もすれば仕事を含めた新生活が始まる訳だけれど(試験を上手く乗り越えられれば)、それまでに幾つか準備をしておく必要がある。大きなトピックスとしては「結婚」と「新居選び」。それ以外は、それらに伴う諸手続きです。

3. 結婚のあれこれ

婚約は数ヶ月前にしたのだけれど、伸ばし伸ばしで中々入籍にまで至っていなかった。どこかのタイミングで入籍しないとは考えていたけれど、節目という意味ではココしかないと思う。挨拶周りとかそういうのは既に終了しているも当然なので、後は形式的なお役所仕事と婚礼の儀式的なものを幾つかクリアすれば良い。でも、お役所的なのは凄く苦手。平日の午前中からアクセス悪い暗いビルに向かい、死んだ目をした係員とは接触したくないから。

指輪と挙式について

その他で言えば、指輪と挙式が一般的な「結婚の準備」に当たるのかと思う。指輪に関しては、ちらほら探し始めてはいるけれど、やはり価格的な所で今直ぐには買えない。安物を永遠つけるもの嫌だし、どうせ購入するのであれば、肌にも馴染む上質なシルバーリングが良い。あっでも僕は金属アレルギーなので、そうなるとプラチナリングでなければいけない。リング一つにも苦労がある。

結婚式は苦手だと思う

 結婚式。これはかなり厄介。小さい頃よく「結婚式のように恥ずかしいイベントをクリアしないと結婚できないのであれば、僕に結婚は無理だ」と思っていた。入籍にあたり挙式が必須でないことを知った時に、僕がどういう気持ちだったのかは知らないけど、多分安堵していたんじゃないだろうか。招待者の前でキスをしろとか、ドレスを来て親戚が自分との馴れ初めを語るなんて公開処刑だと思うのに。

実際は小規模で開催します

とは言っても僕の彼女は例に漏れず300万円ほどで式を挙げたいと思っていたらしく、昔、結構必死になって説得したのを覚えています。

実際は小規模で、時期を遅らせてやる予定。予算は20~30万円。知り合いが経営するお店で30人程度の規模で開催します。彼女には謝ります。ごめんなさい。

4. 新居のあれこれ

入籍が終われば、戸籍も変わるということで、どうせ籍が変わるのであれば本籍も合わせて変えておきたい。来月くらいには引っ越すつもりです。元々、生まれてから23年住み着いているこの土地に対して少し違和感を抱いていたし、環境を変えて生活を一新するのも良いと思う。

しかし引っ越し先を決めるのが難しい。不動産は「リアルエステート」という事で、人間であれば最大限考慮しておきたいポイントだ。それは僕も彼女も同じようで、それぞれ趣味も感心も違えば、背負ってきたバックグラウンドも違うので、それぞれの希望地も全然異なる。

湘南に住みたい

簡単に言ってしまうと僕は湘南に住みたくて、彼女はアーティスティックな性に合う中央線沿線を希望している。求めている物も僕は利便性というよりは自然やオーガニックやオーガニックやオーガニックなんですが、彼女は加工物とお洒落だという。悪いことだと思わないけど、最近は少し苦手なやつらだ。ここら辺は本当にどうしようかと頭を悩ましている訳だけど、折り合いが付く、一番現実的なところを取るのだと思う。あぁ湘南に住みたい。毎朝、人の居ないビーチまで犬を散歩に連れて行きたい。ここも別途ブログにします。

5. お金のあれこれ

結局、しっかり相対さないといけないのがお金の問題。奨学金とか、親からの借り入れだとか。残るものはしっかり残っている。今以上に収入は増えるので、収支計画に基づく過剰債務の防止に務めます。

夫婦になるという事で家族の為を考えるとやはり資産運用もしていかないといけない。いずれにせよ何処かのタイミングで、口座を開設しないといけない。それなのに何時までもブラックリストに名前を連ねているようでは、開く口座も開かないし、お話にならない。早いとこ真っ白な人間にならなければと心から思った。家族のために。

6. 心構えのあれこれ

一足早めに新生活についてあれこれ考えてみた。結果、楽しいことばかりではないけど、人生は希望ばかりだと感じた。冷静に考えればこの年で結婚し家族が出来るという事は凄く幸せなことだし、当たり前のように職があることや、打ち込める趣味や仕事が目の前にあることは何より素晴らしい。

それでも「やれる事」と「やるべき事」の間にはまだまだ埋められない溝があって、幾らでも潰される可能性や社会から抹消される可能性は残っている。家族を守るためにはまだまだ駄目だ。こんなものじゃ足りない。

新生活を始めるにあたって宮沢賢治のこんな詩を贈ろう。何かあったらお前はこれを読み、明日に挑んで行け。

 

『告別』

 

おまえのバスの三連音が
どんなぐあいに鳴っていたかを
おそらくおまえはわかっていまい


その純朴さ希みに充ちたたのしさは
ほとんどおれを草葉のようにふるわせた
もしもおまえがそれらの音の特性や
立派な無数の順列を
はっきり知って自由にいつでも使えるならば

おまえは辛くてそしてかヾやく天の仕事もするだろう


泰西著名の楽人たちが
幼齢弦や鍵器をとって
すでに一家をなしたがように
おまえはそのころ
この国にある皮革の鼓器と
竹でつくった管とをとった


けれどもいまごろちょうどおまえの年ごろで
おまえの素質と力をもっているものは
町と村との一万人のなかになら
おそらく五人はあるだろう


それらのひとのどの人もまたどのひとも
五年のあいだにそれを大抵無くすのだ
生活のためにけずられたり
自分でそれをなくすのだ


すべての才や材というものは
ひとにとゞまるものでない


云わなかったが、
おれは四月はもう学校に居ないのだ


恐らく暗くけわしいみちをあるくだろう
そのあとでおまえのいまのちからがにぶり
きれいな音の正しい調子とその明るさを失って
ふたたび回復できないならば
おれはおまえをもう見ない

 

なぜならおれは
すこしぐらいの仕事ができて
そいつに腰をかけてるような
そんな多数をいちばんいやにおもうのだ

 

もしもおまえが
よくきいてくれ
ひとりのやさしい娘をおもうようになるそのとき
おまえに無数の影と光りの像があらわれる
おまえはそれを音にするのだ


みんなが町で暮したり
一日あそんでいるときに
おまえはひとりであの石原の草を刈る
そのさびしさでおまえは音をつくるのだ


多くの侮辱や窮乏の
それらを噛んで歌うのだ
もし楽器がなかったら


いゝかおまえはおれの弟子なのだ
ちからのかぎり
そらいっぱいの
光りでできたパイプオルガンを弾くがいゝ

 

宮沢賢治春と修羅・第2集』

 

次回はもう少し実用的で思わずブクマしたくなるような記事を書きます。

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今日のBGM:『くそったれの世界/THE Birthday


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